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【人財育成プラットフォーム】「IoT技術を活用した未来のインフラを支えるエンジニア育成」のための実践教育プログラムが好評 

名古屋国際工科専門職大学連携協定事業

マイスターエンジニアリンググループ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:平野大介、以下「当社」)との産学連携の協力推進に係る協定事業の一環として、名古屋国際工科専門職大学の学生5名が、1月6日より10日間にわたり当社の実践教育プログラムを受講しました。後半5日間は当社所有の「ME技術センター」において、模擬装置研修や電工体験研修など、工具や電気領域の実機を用いた実践教育プログラムを受講しました。実習後の振り返りでは、参加学生全員より「実習体験が大いに期待を超える内容であった・ぜひ他の学生にも薦めたい」の評価をいただきました。また実際に工具を手にし、実務に即した技術に触れることで、危険予知やコミュニケーションの大切さについても同時に学びを深めることができたと好評でした。

ME技術センターにて実機を用いた研修に取り組む。一部カリキュラムでは当社の中途採用社員と合同受講し交流した

新たなイノベーションを生み出せるGlobal Professional(高度プロフェッショナル人材)の育成を目指す名古屋国際工科専門職大学。「電気×デジタル分野」においても高度な実務能力を有する人材を育成し、未来のインフラを支えるエンジニアを輩出し、社会インフラの持続可能な発展に貢献することを目的とした連携協定の下、本プログラムはスタートしました。

今回の実習は、エンジニアに求められる「人間力」×「安全」×「技術力」の3つの要素を複合的に体験できるプログラムです。「人間力」は、顧客視点で物事を捉え行動する力を指し、「安全」は労働災害や対象物の破損を防ぐための基盤となる考え方です。これらは「技術力」や専門スキルと同様に、社会人として仕事をしながら自己実現を図るために欠かせない要素です。 研修生の皆さんは、高度で専門的な技術を学ぶだけでなく、技術提供の前提として必要な人間性や作法についても深く体感できます。特に今回は、重電業界における技術力について知識と技能の両面から学び、エンジニアに必要な要素を総合的に体験できるオリジナルカリキュラムを実施しています。

実践教育プログラムについて

 模擬装置研修

模擬装置を使用し、組立・電気配線(ハードシーケンス)やPLCを用いたソフトシーケンスを実習形式で学ぶ研修です。制御盤の組立や配線接続、PLCのラダー作成、タッチパネル操作など、現場作業に必要な知識・技術を実践的に習得します。特に、PLCでは電気機器組立技能士3級相当の課題に取り組み、最終確認を行います。実際の作業に近い内容を通じて、実技力向上を図るプログラムです。

< 学生コメント >
  • 今回の実習では、かねてより興味を持っていた工具を使った装置製作に携わることができ、大変貴重な経験となりました。
  • 事前のオンライン研修で学んだ知識を実際に活かすことができ、また、分からないことは講師の方々に気軽に質問できたため、スムーズに作業を進めることができました。
  • 休憩時間には、様々なバックグラウンドを持つ方々との交流を通して、多様な考え方に触れることができ、視野を広げる良い機会となりました。

 電工体験研修

電気の入門資格である「第二種電気工事士」を取得するために必要な知識や技能を学びます。計算や法規・法令の内容に関する筆記試験対策に加え、実際に工具を使用して電線を切断したり、機器を組み立てたりする技能試験対策も実施しました。

< 学生コメント >
  • 初めての作業で、正直『本当に自分でもできるだろうか?』と不安でした。失敗したらどうしよう、周りと比べて遅れてしまうのではないかという思いが頭をよぎりました。しかし、一つひとつ丁寧に教えていただき、アドバイスもいただけたおかげで、だんだんと作業に慣れていき、最終的には他の皆さんと同じようにこなせるようになったと感じています。

担当者からのコメント

名古屋国際工科専門職大学  管理部 キャリアサポートセンター 戸田様

デジタル技術を学習する学生が、マイスターエンジニアリンググループの持つメンテナンス技術に触れることができ、専門性を培うだけでなく、周辺領域の知識や技術を持ち合わせ、広い視野で物事の本質を捉えられる力を身につけるキャリア形成の新たな機会になりました。学生たちからも好評です。東海地区のみならず、日本のモノづくりを牽引し、より良い社会の実現に貢献できる人材が、本プログラムをきっかけに数多く巣立ってもらえることを期待しています。

株式会社マイスターエンジニアリング 人財開発部研修室 室長 三重野

日本のモノづくりを支える「電気×デジタル」分野における高度な技術者の育成において、専門職大学と協力できることに大きなやりがいを感じています。実機を用いた実践的な講義では、学生たちが生き生きと取り組む姿が印象的でした。今後もME技術センターでの学生たちの学びの機会をさらに充実させ、社会インフラを技術で支える未来のエンジニアを育成していきたいと考えています。

参考資料

ME技術センターについて                  

マイスターエンジニアリンググループでは、人財育成活動の一環として大規模研修施設 、研究施設を備えた、ME技術センターをちばリサーチパーク内(千葉県佐倉市)に設けています。研修講義室や宿泊施設の他、研修設備として大手メーカーPCSを導入しての共同研修やプラントデモ機などグループ各社の研修ニーズに応じた設備導入等も行っており、実践的な研修を構築可能です。また、この最先端施設は、自社グループの人財育成のみならず、業界の垣根を越えて産官学が協働で人財育成を推進できるようオープンプラットフォーム化を進めています。

この記事に関するお問い合わせ

マイスターエンジニアリンググループ

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東京都千代田区丸の内1-7-12サピアタワー 15階
MAIL:me-pr@mystar.co.jp

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