マイスターエンジニアリングでは、技術者人材不足危機を回避する１つの戦略として、事業承継を通じ、技術サービスに従事する会社にグループの仲間として参画いただくことで、幅広い現場での技術提供体制を整える「技術連邦経営」を推進しています。2023年にも、石油精製や石油化学プラントなど、石油に特化した設備に携わる株式会社テクノ・スタッフをグループに招きました。 マイスターエンジニアリンググループの技術連邦経営の特長は、グループへ加わっていただいた各社には独立し、自立した事業を行っていただきながら、グループ間の横のつながりを活用して新たな事業を計画していただくことも可能であり、採用・育成などの管理業務はマイスターエンジニアリングがサポートすることで、より各社が本業である技術サービスに専念できる環境を整備し、管理業務の効率化を目指せるところにあります。

技術連邦経営の詳細は、こちらのパンフレットからもご確認いただけます。

M＆A仲介会社 M&Aキャピタルパートナーズ株式会社は、将来プラント業界では建設需要の高まりが予想される一方で、老朽化設備のメンテナンスを担う技術者が不足する可能性があり、若年層への技術継承が急務であると分析し、マイスターエンジニアリンググループへのテクノ・スタッフの事業継承を成功事例として取り上げています。

参考資料

株式会社テクノ・スタッフは 1990 年に設立されて以来、国内石油精製・石油化学を中心とする大手プラントオーナーに対して、高度な設備診断、設備管理支援業務及び、技術コンサルティングサービスを提供して参りました。また、2007 年にはシンガポールに現地法人を設立し、近年ではグローバル展開も推進しております。プラント設備の診断技術においては国内随一の技術力と経験値を有しており、非破壊検査技術、材料劣化診断、保安四法対応等を背景に保全計画立案から実行まで一気通貫での技術サービス提供が可能です。

　技術で、社会を支える「技術連邦」経営を目指して

マイスターエンジニアリンググループは、超重要インフラ^※1およびメカトロニクス領域のメンテナンスとエンジニアリングにおいて高い技術を持つ企業を承継し、存続・強化させていくことを担う企業集団であり、今後も連邦の拡大を通して技能・技術の承継と強化を行ってまいります。規模・範囲の経済を具現化し、お客様より信頼を受け、末永くその期待に応えられるグループとなれるよう取り組んでまいります。

※1 超重要インフラ：政府定義の「重要インフラ分野」14領域について、他で代替することが困難であり、機能が停止もしくは低下すると社会に大きな混乱を招くと見込まれることから、当社では“超重要インフラ”という名称を使用しています。当社グループ各社の技術者は現場で超重要インフラの機能維持・安定稼働に資するメンテナンス業務に従事しております。